クレモナロープ
どんなロープ?
信頼の汎用ロープ
株式会社クラレが製造するビニロン繊維を使用したロープの一種です。
クレモナロープは、クレモナ100%のものと、クレモナ60%とポリエステル40%の混紡である「クレモナSロープ」があります。
一般的に流通している「クレモナロープ」は、実際には「クレモナSロープ」と呼ばれるもので、クレモナ60%とポリエステル40%の混紡です。
この混紡により、水に濡れても硬くなりにくく、さらに使いやすくなっています。
マニラロープの約1.5倍の強度があり、さまざまな用途に対応できます。
クレモナロープの短所
強度面ではナイロンやポリエステルには及びません。
水に濡れると少し硬くなり、強度低下します。
クレモナロープはこんなところで大活躍
-
アスレチックネットとして -
荷役ロープとして -
建設現場用ロープとして
クレモナ ロープの 歴史

ビニロン繊維の開発とクレモナロープの誕生
クレモナロープの歴史は、ビニロンという合成繊維の開発と深く関わっています。
ビニロンは1939年に京都大学の桜田一郎教授らによって発明され、1950年に株式会社クラレが世界で初めてビニロンの工業化に成功しました。
これがクレモナロープの誕生につながりました。クレモナロープの名前の由来は、クラレが製造するビニロン繊維「クレモナ」にあります。
クレモナロープは、ビニロン繊維を使用して作られたロープで、特にその強度と耐久性が評価されています。
クレモナロープのデータ
強さ | 伸びやすさ | 比重 | |
---|---|---|---|
純ビニロンロープ |
1.26 |
||
クレモナSロープ |
1.33 |
クレモナロープの種類と違い

ビニロンロープとクレモナロープ
ビニロンロープは、ビニロン繊維を使用していますが、特定のメーカーに限定されません。
ビニロンロープは通常、ビニロン100%(純ビニロン)のものが一般的です。ビニロンロープも強度、耐久性、耐候性に優れていますが、水に濡れると特に硬くなる傾向があります。
クレモナロープはクラレのビニロン繊維「クレモナ」を使用しているため、品質が一定であることが保証されています。クレモナロープには試験成績表が付いており、品質や強度が明確に示されています。
ビニロンロープは、複数のメーカーが製造しているため、品質にばらつきがある可能性があります。試験成績表がない場合が多く、品質が不明確なことがあります。
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